• ホーム
  • てんかんってどんな病気?命に関わるの?

てんかんってどんな病気?命に関わるの?

日本には、約60万人から100万人のてんかん患者がいるといわれています。
てんかんは昔からそれほど珍しくない認知度の高い病気として、世間でもよく知られています。
てんかんは、突然発作や意識障害を起こしてしまう脳の疾患といわれています。
発作や意識障害とまではいかなくても、身体の一部が痺れたり、ぼんやりしたり口をモグモグさせたりといった意味のない動作を繰りかえしたりすることもあります。
こういった軽い症状であっても、周囲から見た場合には、明らかにおかしいと感じるので、異変に気付かれることは多いです。

脳に伝達される情報は、人の身体に張り巡らされている神経に、電気信号が通ることで伝達されています。
逆に脳からの命令で身体を動かしたりもします。
こうやって日々規則正しく伝達されている電気信号が、何らかの要因によって調和がくずれると、激しい電気的な乱れが生じます。
そうなると急に意識を失ったり、身体の一部の筋肉が硬直し震えたり、口から泡をふくという症状があらわれます。

てんかんは乳幼児から高齢者までと幅広い年齢で発症しており、約8割が18歳未満で発症しているといわれています。
てんかんの発作は長引くと症状を抑えるのが困難になってきます。
ですので症状があらわれたら、なるべく早く専門の医師にかかるようにしましょう。
重篤になると命にかかわる危険性もあります。

患者さんによって、脳のどの部分の神経細胞が過剰な働きをするのかは決まっているので、症状はいつも同じようなことが多いのです。
てんかん発作は、通常繰り返し起こることが特徴といわれています。
てんかんの症状は大きく分けて、症候性てんかんと特発性てんかんに分けられます。
症候性てんかんは、脳に何らかの要因によって障害や傷などができ、それが原因で起こるてんかんのことをいいます。
いっぽう特発性てんかんは、MRIやCTを使用して脳を検査したにもかかわらず、異常が見つからない原因不明のてんかんのことをいいます。

てんかんは発作を予防することが出来る

てんかんの治療は、薬による治療と手術による治療とにわけられています。
薬によっててんかん発作を抑える薬物療法が現在では主流になっています。
人によっては、眠気やふらつきなど副作用があらわれることがあります。
あまりに副作用の症状が気になるようだったら、一度医師に相談するようにしましょう。
正しい用法で薬を服用すれば、約7割から8割ほどの人が2年以上てんかん発作を抑えることができるといわれています。
ただし、正しく薬を服用しないと、かえって発作を誘発してしまうことがまれにあるので、医師の指示をしっかりと守って薬を服用する必要があります。

本人自身が日常生活を送るうえで気をつけることで、てんかんを予防することもできます。
てんかんは日常生活の刺激によって誘発することがあるので、日頃からそれらの刺激をできるだけ避けるようにすることが大切です。
睡眠はしっかりと取って疲労はなるべく溜めないようにし、パソコンやゲームやテレビの画面は長時間見ないようにしましょう。
とくに赤色の点滅光は、発作の誘発の要因になることがあるので気をつけましょう。
また飲酒もできるだけ控えるようにしないと、酒酔い状態のときに発作が起こると嘔吐の恐れもあり危険です。
そして運動をするときは激しい運動は避けリラックスしながらおこなうようにしましょう。

てんかんは薬によってほぼ発作を抑えることができますが、それ以外の自分でできる予防法も取り入れることで、日常生活をより安心して過ごすことができます。
そして、家族や周囲の人にてんかんのことをよく理解しておいてもらうことも必要でしょう。
万が一のときのためにサポートを受けられることは心強いものです。