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禁煙が身体に及ぼす効果とは?

たばこは百害あって一利なしと言われており、どれだけ長い間たばこを吸ってきたとしても、禁煙することで多くの健康効果を得ることができます。
若ければ若いほど禁煙で得る効果は多いようですが、たとえ何歳になっても遅すぎることはありません。

たばこを吸うのをやめて20分後、血圧と脈拍が正常値まで下がり、手足の温度が上昇してきます。
これが最初に現れる禁煙の効果です。
8時間後には血中の一酸化炭素濃度が下がり、血中の酸素濃度が上昇。24時間後には心臓発作のリスクが低下していきます。

禁煙から数日が経過すると味覚や嗅覚が改善し、さらに歩行が楽になってきます。
そして、1~9カ月後には気道の自浄作用が改善してきます。
日常生活ではしっかり食べて、適度な運動をしていくと、さらなる健康増進に効果的です。

肺機能の改善がみられるのは約1年後とされています。
2~4年後には虚血性心疾患や脳梗塞のリスクが減少していきます。

喫煙を続けていた場合と比較して肺がんのリスクが低下するのは約5年後以降です。
少し時間がかかりますが、地道な努力が健康につながります。
禁煙から10~15年経てば、さまざまな病気にかかるリスクがたばこを吸わない人と同レベルまで近づくことも分かっています。

またタバコは、歯周病のリスクがたばこを吸わない人の10倍になるという報告もあります。
歯肉に炎症が起きると、出血や膿(うみ)が出るために、歯周病独特の悪臭を放ちます。
この歯周病の悪臭とたばこの臭いが混じるために、たばこを吸う人の口臭がひどくなるのです。

たばこを吸い始めてから歯の黄ばみを経験をした方は多いかと思います。
その原因はたばこに含まれるタールです。
タールに含まれるヤニが歯に付着して着色してしまいます。

禁煙は健康効果につながるほか、口臭や歯の黄ばみ解消も期待できます。
加えて、活動的になったり目覚めがさわやかになるなど、日常生活の中で実感できる効果がいろいろと出てきます。
ニコチン切れで「イライラ」したり、周囲の人から「タバコ臭い」などと非難されることもなくなるでしょう。

禁煙すると太る?痩せる?2つのパターンとその理由

「禁煙すると太るからたばこはやめたくない」、「痩せると聞いたからたばこを吸ってみようかな」などといったセリフを耳にしたことがあるでしょう。
禁煙するとさまざまな健康効果を得ることができますが、太る人と痩せる人がいらっしゃいます。
たばこをやめて太る人と痩せる人には、それぞれのパターンとその理由があります。

禁煙で太るのは、ニコチンによる作用が報告されています。
ニコチンには心拍数、脈拍、血圧を上昇させて、末梢血管の収縮を引き起こす作用があります。
また、ニコチンを摂取すると神経伝達物質のドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンなどのホルモン分泌が促進されます。
これらのホルモンは食欲を抑える働きがあり、たばこを吸うことで食欲が抑えられているということになります。
これらの現象により、禁煙が食欲増進や食事量増大につながり、太る原因になります。

たばこをやめたストレスや、口がさみしくなって食べ物を口に含む機会が増える人もいます。
息抜きにしていたたばこがなくなったストレスで、暴飲暴食につながるケースもあります。

禁煙で痩せるのは、血流が良くなることが大きく関係しています。
血液の流れが良くなると、新陳代謝の向上につながります。
新陳代謝が高まれば基礎代謝もあがり、痩せやすい体質になるというメカニズムです。
加えて、便秘の解消も期待でき、老廃物を排出することで体重が減っていくことが実感できます。

また、血流が良くなると冷え性も改善されていきます。
体が温まりやすくなると脂肪燃焼の効果も期待できるため体重減少につながります。

血液の流れが良くなり代謝も良くなると、むくみの改善が期待できます。
むくみが改善すると見た目がスッキリしてくるので、体重の減少がなくともスリムになった印象を与えることができます。